雑記+備忘録

OS中心の技術情報と趣味について(最近は主に将棋)。備忘録なのでここに書かれたことを試すのは自己責任でお願いします。

将棋倶楽部24 中級への道(その5)

本記事の目的や目指すところはこちら(将棋倶楽部24 中級への道(その1) - 雑記&備忘録)をご参照ください。
目次はこちら(将棋倶楽部24 中級への道(その2) - 雑記&備忘録)をご参照ください。

将棋倶楽部24を始める時点での棋力の前提となる、
将棋を覚えてから24を始めるまでの自分の棋歴を記します。

〜前編:将棋との出会いと学生時代〜

駒の動かし方やルールを覚えたのは小学4年生のとき。
友達が父親から教わったそうで、自分にもやろうと勧めてきました。
自分も父親に聞いて、盤と駒、入門書も買ってもらいました。
その入門書のコラムに「加藤一二三新名人誕生!」と載っていたのを覚えています(やばい歳がばれる)。
勧めてきた友達とは何局指したでしょうか。勝ったり負けたり、いいライバルだったような。
小学5、6年のときにクラスでも将棋が流行って、休み時間に友達と対局したり、
他の人が動かしているのを皆で集まってみていたりしていました。
自分は小学生当時は勉強はクラストップクラスでしたが、
将棋は仲間10人のうち3〜4番の強さがせいぜいでした。

その後、クラスでの流行が終わるとともに自分も将棋からは離れていき、
中学校ではほとんど駒に触った記憶がありません。
高校では部内で1、2の腕前に・・・ただし部活はバスケ部。
大学でサークルの一つとして将棋部に入ってみましたが、
部内でも、大会に出てもまるで勝てず、
大学1年の終わりあたりの大会でようやく一勝して、むしろ燃え尽きたように辞めてしまいました。
掛け持ちしていた他のサークルのほうが楽しかったんです。

高校までは入門書で覚えた「矢倉囲い」「美濃囲い」にとにかく組んで、
後はテキトーに攻める、
大学生時は若気の至りで、とにかく「定跡」にしばられるのが気に入らず、
ひたすら無謀な力戦を繰り返していました。
しかも攻めっ気が強い割にパターンが「数の攻め」のみだったので、
やっと敵陣に飛車を成り込めたときには駒損が大きすぎて
逆襲をくらってあっさり敗戦、がいつものパターンでした。
定跡勉強のもう少し深い意味に気づいていればまた取り組み方も違い、今の強さも違っていたのでしょうが、
まあ、人生そんなもんかもしれませんね。

将棋倶楽部24 中級への道(その4)

本記事の目的や目指すところはこちら(将棋倶楽部24 中級への道(その1) - 雑記&備忘録)をご参照ください。
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1.3 棋譜並べ(戦型の指針構築)
 純粋な棋譜並べというよりも、棋譜並べ+戦法系棋書読み+感想戦反映、といった感じです。

 [1] まずは戦法系の棋書を一冊読み、大抵相手の応手ごとに記載されているので、
 細かくなりすぎない程度にいくつか大別します。
 (対三間飛車、対四間飛車、対○○銀型、といったレベル)

 [2] その大別されたもののうち基本的に一手順のみ、Kifu for XXで並べ、保存します。
 ・XXは自分が使っているもの、使いやすいものを選びます。私はKifu for iPhoneを使っています
 ・欲張らずにやる気が続く範囲で行います
 ・一手順は、棋書を読んでいて一番成功に見えるもの、もしくは自分が一番納得するもの、
  何局か実戦をこなしていたら最も出現頻度が高いもの、といった観点で選びます

 [3] 手順ごとに、方向性やポイントを短文で2、3個箇条書きにし、
 (相手がこの形にしてきたらこちらはここの歩をついてこちらに飛車を回り、この手順で仕掛ける、といった具合)
 Kifu for XXのコメントとして追加します。

 [4] 実戦で試していきます。方向性、ポイントでは対応しきれなかった場合、
 本に対応方法が載っていないか読み直したり、別の本を読んだり、激指で解析したり、ネットで調べたりします。
 ・大別された分類の枠から外れない応手での変化の場合、Kifu for XXの分岐として更新するか、軽くコメントに載せるかします
 ・新たに分類を作る必要がある場合は、新たな分類として一手順を基本手順とします

 [5] このようにして、幹となる「分類」と枝葉となる「変化」を増やしていきます。
 定期的な見直しは最低限「分類」のメイン手順のみとし、気が向いたときや時間ができたときに「変化」をおさらいします。

1.4 観戦、動画閲覧
・24観戦
 上級、中級タブトップ中心に時々。
・ニコ動「東北人が将棋を解説実況プレイ」全15回
 自分を将棋実況動画に引き込んだ動画です。
 感想戦パートも別に用意されている丁寧な解説、
 Up主の好感の持てる話し方など、見ているだけで楽しい動画で、
 とても勉強になります。
 15回で終わってしまったのが残念です。
Youtube「将棋実況チャンネル」
 次に見るようになったのがクロノさんの動画です。
 やはりポイントを押さえた丁寧な解説、豊富な戦型、
 何より数多く提供してくれており、
 自分の得意戦法について上手い人の指し方、考え方に多く触れられるのが
 とてもありがたいです。
 自分の得意戦法については、繰り返し見ています。
Youtube「目指せ初段」
 これも低級〜中級レベルの棋譜をプロが解説してくれてありがたいです。
 実況形式と違って臨場感や笑いがないのと、
 低級ではまだピンとこない(実戦でなかなかそこまで見えない)
 ことから、実況動画に比べて回数見てはいません。
NHK杯
 毎回必ず録画はしていますが、
 最近は自分の得意戦法以外は早送りして、
 流れと結果だけ見るのみです。

将棋倶楽部24 中級への道(その3)

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さてまずは、前提となる自分の将棋関連の性格と、やったこと(勉強法)から。
将棋倶楽部24スタート時、平均R200ぐらいの実力から3年半経ってR550、中級に手が届くまでに
やったことです。

前提:自分の対将棋の勉強における性格
 けっこう面倒がり。詰将棋を解くなど地道なことは、長時間続けられない。
 勉強法も次から次へと替え、しかし以前投げたものに戻ってきたりする。

前提2:自分の将棋環境
 将棋以外のこと、仕事関連の勉強もあるので将棋倶楽部24ができるほどのまとまった時間があまり取れない。
 3年半で250局は、決して多くはないと思う。
 通信環境に左右されず、細切れでもできるiPhoneの柿木将棋アプリが強敵(とも)。
 iPhoneの将棋アプリや棋書による勉強は、主に通勤電車の中。30分ぐらいずつ、計1時間。
 24は主に平日夜家に帰ってからか、休日。1日1局〜2局(時間的にそれが限界)

1. 続けたこと
多分これらが、一番自分の力になってます。
1.1 実戦
 当たり前ですが。
 ・将棋倶楽部24 約250局
 ・柿木将棋iPhoneアプリ 約300局
 ・将棋ウォーズ 約50局
 ・その他、将棋大会、金沢将棋iPhoneアプリなど多少
 
 24と柿木将棋iPhoneアプリについては、
 対局後、激指を使って一人感想戦をしています。
 一人感想戦は、やり始めた頃は「ソフトに正解を教わる」だけでしたが、
 最近はクロノさん(後述)の影響で、「まず自分で本譜以外の手を考えてからソフトの候補手を見る」
 感覚に変わってきました。
 iPhoneアプリは対局中断や切断とか考えずに、電車の中などでできるのがいいですね。
 柿木将棋はLevel8がとても強く、未だにごくたまにしか勝てません。
 将棋ウォーズは気分転換に、得意戦法を封印してやっています。
 本来もっと実戦をこなすとか、道場へ行くとか、サークルに入ってみるとかしたいところですが、
 他にもやることがいろいろあって難しいため、当分このペースでやっていきます。

1.2 棋書
 他にも読んだもの、積んだものはありますが、繰り返しできて、効果も実感できたもののみ以下に記載します。
 ○詰将棋、必死系
 ・3・5・7手実戦型詰将棋-基本手筋をマスターし、級から段へ (池田書店 将棋シリーズ)
  →5手詰は5周ぐらいやってほぼひと目、3手、7手詰はまだ1周だけ
 ・寄せが見える本 〈基礎編〉 (最強将棋レクチャーブックス (1))
  →3周ぐらいやってひと目でできる問題が増えてきた、ぐらい
 ・寄せが見える本 〈応用編〉 (最強将棋レクチャーブックス (2))
  →2周ぐらいやった。まだ難しい

 ○戦法系
 後述の棋譜並べとセットで使いました。詳しくは棋譜並べのところで記載します。
 戦型(戦法)は24では中級安定まではとりあえず一つに絞りました。
 戦型によっておすすめの本は異なると思うので、ここでは具体的に書名は挙げません。
 戦型の絞り方は最初はいろいろやってみて、自分が指していて楽しく、かつ相手の対策がある程度限られてくるもの、
 といった観点から選びました。

 ○手筋、囲い崩し、中盤の指針
 ・羽生の法則(将棋連盟文庫)
  →2周ぐらい読んだ
 ・ひと目の手筋(マイナビ
  →3〜4周問題を解いた
 ・佐藤康光の実戦で使える囲いの急所(NHK出版)
  →3〜4周読んだ
 ・上達するヒント
  →5周ぐらい読んだ。書いてあることには毎回感心させられるが、いざ対局になると頭から飛んでいることが多かった。
  ここのところようやく対局中も時々ふっと浮かぶようになった

1.3 棋譜並べ(戦型の指針構築)
 純粋な棋譜並べというよりも、棋譜並べ+戦法系棋書読み+感想戦反映、といった感じです。
 書き始めたら長くなりそうなので次回に書きます。

1.4 観戦、動画閲覧
 これも次回以降に書きます。

将棋倶楽部24 中級への道(その2)

本記事の目的や目指すところはこちら(将棋倶楽部24 中級への道(その1) - 雑記&備忘録)をご参照ください。

まずは項目と全体像です。

○自分の性格、環境とやったこと(R100で登録してから3年半、中級到達まで)
 → 将棋倶楽部24 中級への道(その3) - 雑記&備忘録
 → 将棋倶楽部24 中級への道(その4) - 雑記&備忘録
○24を始める前の棋歴(前編:将棋との出会いと学生時代)
 → 将棋倶楽部24 中級への道(その5) - 雑記&備忘録
○24を始める前の棋歴(後編:30歳を過ぎて本格的に始めた)
 → 将棋倶楽部24 中級への道(その6) - 雑記&備忘録
○見え方の変化
 - 13〜14級時期
 - 低級中位安定時期
 - 中級到達前後時期
 → 将棋倶楽部24 中級への道(その7) - 雑記&備忘録
○実戦振り返り
 →【執筆予定だがだいぶ先】

将棋倶楽部24 中級への道(その1)

本当は初段あたりになってから書こうと思っていたのだが。

R100から初めて3年半、先月ようやく中級到達、現在最高R580の10級〜11級。
正直このペースではあと3年ぐらいやって、ようやく中級安定ぐらいになりました、
そのころには低級だったときのことは忘れていて、
やはり包括的な言葉でしか表現できない、となりそうなので、
まずは現在地に至るまでの道程を、比較的時間が取れる今のうちに記載しておきます。

世に将棋倶楽部24の初段への道とか、将棋の勉強方法に触れられているサイトがいくつかあり、
それぞれありがたく拝読、参考にさせてもらっていますが、
多くは「詰め将棋を繰り返し覚えるまでやろう」「序盤の定跡を覚えるべし」「棋譜並べをしましょう」など、
これまでに何度も見聞きした「包括的な言葉」に終始しています。
もちろん、それを素直に信じて一定期間継続できた人がそこへ登れるのだろう、と想像はできますが、
ではそれを続けたときに自分にどのような変化が起きるのか、
それが実感できないから続けるモチベーションが途絶えがち、という人も多いのではないでしょうか。

より具体的には、低級時代はこのように見えていたものが徐々に(あるいはいきなり)このように見えるようになり、
このように上達していく、
その「感覚の変化」「見え方の変化」がもう少し詳しく言語化されていれば、
自分もその感覚の変化が訪れることを信じやすくなるのでは。
また、周りに将棋仲間がいる人いない人、性格的に一つのことをやり続けるのが得意な人、飽きっぽいのでいろいろな勉強方法をサイクルしたい人など、
個人個人環境や性格から自分に合うルートがあると思うので、
多くの上級者がその具体的な言語化を試み、結果より多くのサンプルが示されていれば。
そうすれば読む側もより実感を得られやすく、上達へのモチベーションにつながりやすい、
ひいては将棋を続けるエネルギーにつながり、将棋好きの裾野を広げる助けにもなるのになあ、と贅沢なことを願ってしまいます。
(そんな甘やかすことはない、自分で得ることが本物のモチベーションだ、との意見もごもっともなのですが)

というわけで、自分も道半ばとはいえサンプルの一つを示すべく、
これから数回に分けて、本格的に始めてからの勉強法や、
そこに至るまでのバックボーンを記しておきます。
将棋を楽しんでいる人が、より上の段階を目指すための、
一つのサンプル、もしくは何らかのモチベーションの種になれば幸いです。

目次へ→将棋倶楽部24 中級への道(その2) - 雑記&備忘録

コマンド(バッチファイル)、PowerShellで共有プリンタの追加

プリンタサーバーに公開されている共有プリンタを
クライアントにコマンドで追加する。
VDIのクライアント等で、スタートアップスクリプトログオンスクリプト
ロケールごとに追加するプリンタを変える、などの場面で使える。

以下、クライアント側で実行する。
例として"\\192.168.1.2\TestP01"でネットワーク共有されているプリンタを
クライアントのプリンタとして追加する場合

○コマンド

> rundll32 printui.dll,PrintUIEntry /in /n "\\192.168.1.2\TestP01"

PowerShell

PS > (New-Object -ComObject WScript.Network).AddWindowsPrinterConnection("\\192.168.1.2\TestP01")

どちらもWindows7 64bitで動作確認済み。
PowerShellについては、Windows8.1以降はAdd-Printerコマンドレットが使えるようだ(未調査)。
また、PowerShellについて、ローカルにプリンタドライバをインストールする方法はいくつか見られたが、
ネットワーク共有プリンタを追加するコマンドは英語のサイトしか見つからなかった。

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(2015/10/22追記)
> VDIのクライアント等で、スタートアップスクリプト
> ロケールごとに追加するプリンタを変える、などの場面で使える。

とか書いたが、
いざスタートアップスクリプトを作って仕掛けてみると、
どうも共有プリンタにアクセスできないようだ。
スタートアップスクリプトの実行権限は「Local System」なのでそのためか。
直前にnet useで接続するように記載してもだめ。

そこでふと気づいたが、
プリンターは、ユーザーごとに設定を持つのでは?
調べてみると、ネットワークプリンタの設定は、ユーザープロファイルに含まれるようだ。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc781142(v=ws.10).aspx

つまり、ログオンスクリプトで実行するのが本筋。
強引にスタートアップスクリプトで実行しても、
ユーザーでログインした時に追加された状態で残っているか怪しいし、
残っていたとしてもスクリプトで接続したユーザーしか使えない。

ログオンスクリプトで実行したところ、すんなり共有プリンタが追加できました。

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(2017/3/29追記)
MSの「ユーザー プロファイルに保存される設定」のリンクが切れていました。
こちらの方のブログで一覧を確認できます。
ユーザープロファイル | Windowsインフラ管理者への道

Gmailからdocomo.ne.jpアドレスへ「突然」メールが送れなくなった

最初から送れないのはdocomo.ne.jpアドレスの方で個別受信設定をすればいいのですが、
それまで問題なく遅れていたのが、2015年9月末以降いきなり送れなくなる現象が起きました。

原因は相手先のメールが「〜.@docomo.ne.jp」(アットマークの前にドット)だったためで、
この形式は本来メールアドレスの世界標準ルールからは外れていて、
Gmailの送信制限がいきなり厳しくなったようです。
9月28日、29日あたりから「送れなくなった」の声が上がっています。

対応としては、最終的には先方にアドレスを変えてもらうしかないようです。
他にも、ピリオドが連続している(****..***@〜)場合も同じ現象が起きます。
回避方法として一応、特定の条件下ではうまくいった例が出ていました。
GmailからDocomoの携帯アドレスに送れない | オフィスハチ

また、「送れなくなった」の声とそれに答えているやりとりです。
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