雑記+備忘録

OS中心の技術情報と趣味について(最近は主に将棋)。備忘録なのでここに書かれたことを試すのは自己責任でお願いします。

将棋倶楽部24 中級への道(その1)

本当は初段あたりになってから書こうと思っていたのだが。

R100から初めて3年半、先月ようやく中級到達、現在最高R580の10級〜11級。
正直このペースではあと3年ぐらいやって、ようやく中級安定ぐらいになりました、
そのころには低級だったときのことは忘れていて、
やはり包括的な言葉でしか表現できない、となりそうなので、
まずは現在地に至るまでの道程を、比較的時間が取れる今のうちに記載しておきます。

世に将棋倶楽部24の初段への道とか、将棋の勉強方法に触れられているサイトがいくつかあり、
それぞれありがたく拝読、参考にさせてもらっていますが、
多くは「詰め将棋を繰り返し覚えるまでやろう」「序盤の定跡を覚えるべし」「棋譜並べをしましょう」など、
これまでに何度も見聞きした「包括的な言葉」に終始しています。
もちろん、それを素直に信じて一定期間継続できた人がそこへ登れるのだろう、と想像はできますが、
ではそれを続けたときに自分にどのような変化が起きるのか、
それが実感できないから続けるモチベーションが途絶えがち、という人も多いのではないでしょうか。

より具体的には、低級時代はこのように見えていたものが徐々に(あるいはいきなり)このように見えるようになり、
このように上達していく、
その「感覚の変化」「見え方の変化」がもう少し詳しく言語化されていれば、
自分もその感覚の変化が訪れることを信じやすくなるのでは。
また、周りに将棋仲間がいる人いない人、性格的に一つのことをやり続けるのが得意な人、飽きっぽいのでいろいろな勉強方法をサイクルしたい人など、
個人個人環境や性格から自分に合うルートがあると思うので、
多くの上級者がその具体的な言語化を試み、結果より多くのサンプルが示されていれば。
そうすれば読む側もより実感を得られやすく、上達へのモチベーションにつながりやすい、
ひいては将棋を続けるエネルギーにつながり、将棋好きの裾野を広げる助けにもなるのになあ、と贅沢なことを願ってしまいます。
(そんな甘やかすことはない、自分で得ることが本物のモチベーションだ、との意見もごもっともなのですが)

というわけで、自分も道半ばとはいえサンプルの一つを示すべく、
これから数回に分けて、本格的に始めてからの勉強法や、
そこに至るまでのバックボーンを記しておきます。
将棋を楽しんでいる人が、より上の段階を目指すための、
一つのサンプル、もしくは何らかのモチベーションの種になれば幸いです。

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