雑記+備忘録

OS中心の技術情報と趣味について(最近は主に将棋)。備忘録なのでここに書かれたことを試すのは自己責任でお願いします。

自作PCその2(前編)

世の中がWindows 7 発売で騒いだ10月のこと。
 私も考えた。
(↑この男、飛びつくときはけっこう軽薄に飛びつきがちである)
 
 今後仕事でもWindows 7を使うことがあるだろう。
 いちエンジニアとして、早めに勉強しておくべきなのではないか?
 
よし、人柱上等!いっちょWindows 7を使いこなせるようになったるか。
ちょうど古くなったデスクトップPCがあるし、使える部品を使いまわしての自作といこう!
 
自作PCは2度目の挑戦だ。以前(自作PCでHyper-Vを動かしたい!(前編) - 雑記&備忘録)とてもうまくいったので、図に乗っていた。
後々痛い目を見ることになるのだが・・・。
 
さあ前回同様、そこそこのスペックを確保してなるべく安く・・・と検討した結果、
 
・CPU Athlon II X2 235e
マザーボード ASUS M4A785TD-M EVO(onVGA)
・PCケース (現行の使いまわし)
・メモリ UMAX DDR3-1333 2GB(1GB×2)
・ハードディスク (現行の使いまわし)(80GB UATA)
 →ただしUATAスロットがマザーボードに一つしかついていないため、HDDとCD両方使えるよう分岐ケーブルを購入。
・CD/DVD-RW (現行の使いまわし)
・ディスプレイ (現行の使いまわし)
そして忘れちゃいけない
Windows 7 Home Premium DSPFDD
で、合計40,000円以内ぐらいで収まる・・・はずだった。
 
まず、PCケースを開け・・・あれれ、へんな仕切りがあってマザーボードが入らないぞ。
(これはメーカー製のPCのケースを使いまわしたため。どうやら形状が異なるようだ)
 
秋葉原にPCケースを買いに走る。電源付、MicroATXは必須。
レジで店員が変なこと(←実はまともなこと)を言う。
「電源が300Wでやや弱いため、ハイパフォーマンスな構成では動かない可能性もありますが、よろしいですか?(もう500円追加すればそういうのにも対応可能な相性保証をつけまっせ)」
 
もう少し詳しく説明を求める、黙って500円追加する、購入を中止して帰って調べる、などいくつも選択肢はあったのだが、そこに至る前に「店員が不足していてレジを離れられないから商品を倉庫に取りに行けない」という理由でさんざん待たされた不快感からやや冷静さを欠いていた私は答えた「大丈夫です!」と。
 
持ち帰って接続。接続は前回の経験があるので特に問題なく進む。
さあ、緊張の電源ON。BIOS画面が表示され、「よっしゃ、動いた動いた、楽勝じゃねーか」とほっとしたその瞬間!ふっ、と画面が真っ黒に。ファン以外がいきなり落ちた感じだ。
 
な、なんだこれは?
メモリの差し方、CPUのセットがずれていたか、などなど試すも、やはり画面表示が全く無かったり、BIOS表示後ふっと消えたり、一定しないのが気に入らない。ついには全く表示されない状態で安定(?)した。
嫌な感じの店員に「それ見たことか!」と嘲笑される図が頭をよぎるが、冷静に考えてみても、BIOSの起動音も鳴ったり鳴らなかったりなので、どうも電源とは考えにくい。出した結論が、
「CPUの初期不良、もしくは何度もケースを開けたり閉めたりしているうちに、コードがCPUファンにひっかかってファンが回らなくなり、熱でだめになった」
そこでCPUを買い換えることに(初期不良交換対応期間はとっくに過ぎていた)。秋葉原へ。
 
だがCPUを交換しても、現象変わらず。悔しいがケースを買い換えるしかない。またもや秋葉原へ。
 
最初にケースを買った店は半分は店員の態度、半分は自業自得ではあるが、とにかく印象が悪くなったので二度と使わないと決心して別の店へ。
改めて探すと秋葉原は奥が深い。大通りを少し外れたところに色々店が並んでいる。その一つに入る。
この店のオリジナルブランドのケース、コンパクトさには欠けるが、MicroATXATX両方対応とのことなので選択。電源が付いていないタイプだが、この際自分で選ぶのもよいかと420Wのものを購入。両方合わせてもこちらの方が安く済んだところに、秋葉原は大通りに面した店だけで決めてはいけないな、との教訓を得た。
 
帰って新しいケースで接続。すると動いた!・・・ように見えた、このときは。
ちゃんとWindows 7 のインストールまで完了したし、日常使うソフトも入れ終えて、さあWindows 7ライフだ!とはりきっていたのだが・・・(後編に続く)