それが大事
24で6連敗しました。Rが一気に100近く低下。
直後は悔しさに唸りますが、一晩寝るといくぶん冷静にとらえることができます。
レーティングのシステム上1局ごとに連敗が止まる確率は上がる(はず)ですし、
そもそも落ち込むほど学習に時間をかけられていないのが現状なので、まあやむなし。
中盤に力を入れすぎて、何か序盤と終盤のアラが目立ってきた感じです。
トータルに、棋力を上げていくような学習の工夫が要りそう。
以下を並行して毎日少しずつ進める/復習することにしました。
・局面、戦形ごとの定跡思い出し/学習(※)
・速効! 振り飛車の絶対手筋105
・寄せが見える本
- 作者: 森けい二
- 出版社/メーカー: 浅川書房
- 発売日: 2004/06/02
- メディア: 単行本
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・必修! 穴熊戦の絶対手筋105
- 作者: 大平武洋
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2014/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・詰将棋
囲い崩しや次の一手も入れたいですが、
あまり欲張りすぎても破綻するのでまずは上記で。
(自分に)負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じぬくこと。
思うように成果が出ないときこそ、それが一番大事と思います。
この曲は自分が高校生のときに・・・(以下年寄りの思い出話なので割愛)
※:以下を参考にします(ありがとうございます)。
自分の中では将棋好きブログの “王道” 志士さんの勉強法です。
http://blog.livedoor.jp/shishi016/archives/51663166.html
ぼちぼちやってます
24は週に1~2局やっていますが、勝ったり負けたり。
低中級ボーダーラインあたりで安定してます。(タブ切り替えが面倒)
課題だった中盤は見えるようになってきたものの、
負けるときは序盤で集中力を欠いて変なミスをしたり、
(例:「よっしゃ左穴熊や!」→なぜか6八銀を上がる)
終盤でもたついて逆転くらったりです。
そのうちそちらに気を取られると中盤で新しい考え方を忘れて読めなくなったり。
とにかくまずは序盤で変なミスをしないこと。
序盤はまた一度整理して、かつ整理したものの見直し回数を増やして
頭が働いていなくても反射的に定跡手が指せるようにしたいところです。
後は「振り飛車の絶対手筋」、他にいろいろあることもあり進みが遅め。
そして、ぺんぎんさんの記事(指す将順位戦 - ぺんぎん草
)を読んで、「第2期指す将順位戦」(http://twishogi.web.fc2.com/sasu_sho/entry.html)にエントリーしました。
今から楽しみです。
しかしエントリーの人数が多いですね。
こういうリアルでもネットサークルでもない、
しかし「仲良くやる」がベースなゆるいつながりの大会は需要あるんだなあ。
確かにリアルは日が限られる上に1日拘束され、
ネットサークルはそれに比べると自由度は高いですが、
それでもまだつながりやしがらみ、
「レベルが離れているとつまらない(もしくは申し訳ない)」といった心理的なもので
気軽さが足りないのかもしれません。
「速効! 振り飛車の絶対手筋105」を解いていく
先日の「将棋基本手筋コレクション432」の次にやるべき次の一手本は何か…振り党としてはまずはこれでしょうか。
速効! 振り飛車の絶対手筋105 (マイナビ将棋BOOKS)
- 作者: 杉本昌隆
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前回同様、正答率を記録しながら解くことにしました。
今度は、納得する正答率になるまで何周かやってみる予定です。
この本の構成として例題と問題集形式が混在していますが、例題も問題集の1問とみなして解いていくことにします。
で、1周目、知らない手筋ばかりで正答率はほぼゼロ。
いかに必修手筋を押さえていないかが浮き彫りになりました。
現在2周目。半分弱解いて、正答率3割ぐらい。一度じゃ覚えないもんだなあ。
マスターすれば、中盤の多くの場面で指針を得られる気がするので、
コツコツと繰り返し解いていこうと思います。
中盤の考え方について思うこと(心理編)
よし、理論は確立した、ではこれを実戦で・・・これがなかなかできないんです。
なぜか。端的に言ってしまうと、「いざ実戦ではすっかり頭から消え去ってる」から。
これ、おそらく当てはまる人と無縁な人がいて、自分は将棋以外の分野でも課題になっている現象です。無縁な人は何のことやら、いとも簡単に実践できる。
できない時の状態を言語化してみると、「精神状態が変わることで事前にやろうと決めたことが頭に浮かばない」。対局中はおそらく以下の要素が混ざって心を圧迫しているようです。
・「勝ちたい」という気持ち
・没頭して深く考えようとする気合い
・制限時間のプレッシャー
これらにより、結局これまでの考え方に頼ることでこれまでの考え方の癖が強く出てしまい、読みへのアプローチが固定化されてしまう。
ではどうするか、ですが、方向性としては以下の2つと思います。
A.対局中の精神状態を冷静な状態に近づける
B.精神状態が普段と違うことを認め、その状態でも新しい考え方を実践できるようにする
ここで参考にする知識ですが、まず自分の話をすると、先述した「将棋以外の分野」というのは、とあるスポーツ(球技)です。練習でできることが、試合で出せない。
「この試合中この技を試すことをテーマにしよう」と試合前考えていても、いざ試合になるとすべてふっとんで、練習したこともないようなプレーを選択してしまう(そしてうまくいかない)
練習が試合に生きないのは悔しいしもったいないと思ってました。そして解決の方向性として、長らく上記のAを目指していました。
しかし近ごろ思うのは、Bを目指すべきなのでは、と。理由としては、「自分がなぜそのスポーツをするのか」を考えたときに、「冷静でない精神状態に入り込む」というのは一つの楽しみであり、それがストレス解消にもつながる、というのがあると思うのです。Aはその楽しみを捨てる方向ことになる、だから無意識のうちに拒否反応が働いてうまくいかないのでは。
で、Bを将棋にも当てはめてみます。「冷静でない精神状態」の渦中でも「形勢判断の要素の比率を変える考え方」を実践できるようにする。
ここで登場するのが、スポーツ心理の本に載っている「イメージトレーニング」方法はだいぶ前に読んだ本なのであいまいですが、感想戦で手を振り返る際や、定跡を記憶する際に、局面だけでなく、精神状態もなるべく細かく思い出し、再現する。
そしてその状態でも新しい考え方が出せた、多種の手を検討できた、とイメージする。
中盤の難しい場面での精神状態は、つい先日久しぶりに指した24を思い出すと、胸のあたりがしめつけられる感覚になり、手も震え出さんばかり。そんな状態でもこんな手とこんな手を候補に上げ、それぞれ高速で読んだ!そんな自分をイメージする。
人前ではなかなか自分の世界にひたるのは難しいので、ネット将棋、もしくはスマホアプリとの対局後に一人感想戦でやることにします。一定期間続けてみて、まずは対局中に新しい考え方が出せること、そして何らかの棋力向上につながればいいです。
あと、イメージトレーニングのやり方の最新知識を、最近出た本などで得ようと思います。
録画したNHK杯将棋トーナメントを見た
自分「なんだよ、今回は1億パー黒vs正月フットサル一味かよ。戦型もどーせ矢倉あたりだろうし、早送りで結果だけ見よ」
(既に指はリモコンの早送りボタンの上)
自分「ん、解説はカズキ(木村八段)か。これは惜しいけれどまあ早送りだな」
自分「おや、5筋の歩をついたよ、ゴキ中かな、じゃあ見るか」
自分「なんだよ、向かい飛車かよ、やっぱ早送りだな」
自分「何ィ、お互い馬を作ってドンパチ始めたぞ、これはどうなるんだ・・・?」
・・・全部見た。
木村八段の解説もおもしろかった。
中盤の考え方について思うこと (技術編)
ぺんぎんさんのブログから、こんな一文がありました。
中盤は手が思いつかないので目についた手を全然読まずに指して酷いことになることが多いです。中盤も終盤並に読みを入れて指せると全然違うんでしょうが。しかし読むためには候補手が必要なので、まずは手が見えるようにならないと話にならないんですよね~。うーん。
まさに同じだな~、としみじみ思いつつ、そういった状態から抜け出すにはどうするか、ここのところ何となく考えていることがあります。 本当はそれを完全に身につけてRを大幅に上げるなど実績を出してから理論化しようと思ってたのですが、いい機会なのでとりあえず仮説としてまとめてみます。強調しておきますが、まだ成果があったわけではないので、「こんな考え方もあるのか~」ぐらいで留めておいていただければと思います。
中盤で手が思いつかない、というのは自分の場合次のお題に言い換えられます。
成り込みや大きな駒得、技がかかるといった「分かりやすい好手」が見えないときに何を指せばいいのか
次の一手問題集ではそういった分かりやすい好手を見つける能力は鍛えられるんですが、 じゃあそういった手がない(あるいは気づけない)局面では何をしたらいいのか。 で、今までは・・・
- 何となく近い形の記憶をたどって指す
→駒の配置や持ち駒が違って成立せず - ごちゃごちゃ駒を交換すれば打ち込みの隙ができて何とかなるだろうと指す
→大きく駒損するか、相手以上の隙が自分にできて劣勢に
といった展開になっていました。
ではそうならないためにどうするか。ここで中盤の形成判断4つの要素を使います。
「駒の損得」「駒の働き」「玉の堅さ」「手番」
この要素の比率を変えて探すことで、複数の候補手が見えるようになるのでは。
具体的には、
- 駒の働き を重視:遊び駒を活用する手、相手の駒を遊ばせる手、角などに急所を睨ませる手
- 駒の損得 を重視:(これは次の一手で鍛えられるので省略)
- 玉の堅さ を重視:玉を深くする手、玉のそばの金銀の連結を高める手、自陣の隙をなくす手、敵陣に隙を作る手、攻めの拠点を作る手、相手の拠点をつぶす手
- 手番 を重視:浮き駒をなくす手、相手の駒を浮かせる手
形成判断の4つの要素って、重要と言われながらも今ひとつピンとこなかったんです。せいぜい相手と比べて、有利な時は直線的な手、不利な時は曲線的な手、はて、曲線的な手って何よ?いきなり脈絡もなく端の香車を上がったり主戦場でないところの歩をついたりすればいいのか?といった感じ。
しかしどの要素でポイントをあげるか、という観点で意図した手を指すことで、前述の「分かりやすい好手」を逃していたとしても、その意図が終盤の頭あたりで生きる、なんて展開もあるのかな、と。感想戦でも「この場面ではこの要素でのポイントを優先したけれど、この要素でポイントをあげるこちらの手のほうが良かったか」という気づきができれば、全く同じ局面でなくても応用がききそう。
一つ大前提として、「分かりやすい好手」を見逃さない、もしくはそこへ誘導する力も、定跡の勉強、次の一手本、手筋の本、棋譜並べ、実況動画観戦などでコツコツ鍛える、それも並行して進めていきます。
(心理編へ続く、予定)